たまにありますよね!郵便受けを一週間くらい見ないとき!
ありますよね!!
時は6/20、学校から帰宅して、よししゃーない、久々に郵便受けの確認でもするか。
沢山のチラシの中から現れたのは、
iPhoneを確認する。今日は6/20だ。
DMを確認する。日時:6/19 18:30開場。
..............ん??
もしかしてこれ..............もう終わってる?????
あれそういえば昨日、Twitterでなんかやたらと試写会ツイート見たけどまさか.............
僕の悲しみのコアメモリーが一つ誕生しました。
たぶん人生で初めて試写会当選した気がする。その記念すべき第一号となる招待状をただの紙にしてしてしまうなんて!!!
みんな!郵便受けは毎日欠かさずチェックしよう!!(実際俺がへましたおかげ(?)で友人からある試写会に当選していたのに気付けたとの報告を頂きました)
さてそんな悲しみの日からちょうど一か月。
ついに!!観られるぞ!!!!
2D字幕@TOHOシネマズ六本木
初日初回だけども、空席はちらほら。前の方の席は結構空席が目立ってたなー。
----------------------------------ここから感想------------------------------------
作品全体からものすごく愛が伝わる映画でした。
「なぜ、カナシミは必要なの・・・?」、「カナシミに隠された、驚くべき役割とは・・・」
のように、プロモーションでは、カナシミという存在の意味とは・・・というのを大きく打ち出していました。なので、このカナシミがこの映画でかなり重要になってくることは、誰でも察すると思うし、観る前からカナシミばかり気になっていました。ぶっちゃけ、予告しかみていない段階では、カナシミに結構イライラしていました(笑)うじうじしてんなよおい!!とか思っちゃうあたり俺もまだまだ子供ですね!!!
そんな感じの印象を事前に持ちながら、本編が開始!
ライリーが生まれたと同時に、ヨロコビは誕生しました。あー、生まれて最初の感情は喜びなんだなーって思っていると、すぐにカナシミが誕生。赤ちゃんって笑うか泣くかだもんね。
ライリーが成長していくにつれ、ビビリ、ムカムカ、イカリが誕生し、成長と共に様々な種類の感情が生まれる、ということにもあーたしかになるほどなーって思って観ていました。
そんなストーリーの中で、頭の中の世界観がすごかったね!
記憶には、それぞれの感情が紐づいていて、その中でも特に大事なのはコアメモリーとなって、ライリーの「性格の島」を作るっていう。司令部の外には、長期記憶が保存されてる貯蔵庫があって!そこで、必要じゃない記憶は捨てられる!っていうね。あれだけ大学受験で覚えた歴史の知識ももうほとんど忘れっちゃったのはそのせいか!!!!!!とか。何より面白かったのは、抽象化の部屋。抽象化されるってどうなるんやろって思ってたらまさかのいきなりピカソの絵みたいになって笑った(笑)分解のとこは何故かなんだかんだワンダー感がした(笑)最後には二次元のひもになって脱出って(笑)残りの、夢を作るスタジオもイマジネーションランドもすごくよくて、頭の中の世界観が本当にすごかった!
そういった司令部の外での冒険をする中で、ヨロコビはカナシミの役割に気付きます。そして司令部に戻った二人は、初めて二人で協力して感情がなくなったライリーを救うと、黄色と青が入り混じった記憶が。悲しみから喜びが生まれる。喜びって悲しみと実は表裏一体だったのね。これがInside Outか!ってなり、ライリーが家族と抱き合うシーンではもう号泣。
成長と共に、この5つのコアの感情が単独だけでなく、組み合わさった感情が生まれていくっていう人の成長を感情から表現したこの作品あっぱれ!家族愛最高!!大好き!!!
っていうのが大まかな感想です。ストーリーも誰でも共感できると思うし、実際自分にも当てはめることができるから誰でも感動すると思うな!!!傑作!!
でもでもでもでも・・・
いやぁ、ビンボン最高だよほんと。好きなキャラクターランキングトップ3に入るよこれ。
ビンボンが本当にいいキャラクターで・・・
いやさ、ビンボンが登場した時、「コイツ、ヴィランじゃね?フラグがぷんぷん漂ってるよ。」って思った人絶対たくさんいるはず。俺も普通に思ってた。
昔、ライリーに愛されてて、でも最近は忘れられてるんだ・・・っていうピンクの謎の生物・・・
ん??この感じどこかで・・・
あ、ロッツォだ!!!!!!
漂うロッツォ感。漂うヴィラン臭。
俺が予想してたのは、
昔は愛されてて、一緒に月に行く夢を持っていたけど、ライリーが成長するにつれ、ホッケーとか別のことがだんだん好きになっていって・・・そんな時にコアメモリーを持って現れた司令部から来たヨロコビとカナシミ。これは、コアメモリーを盗んで、ビンボンとの記憶に変えてやろう。そしたらライリーがまた僕と・・・へへへへへへ・・・
っていう展開。ライリーがビンボンにコアメモリーを預けた瞬間に、あ、絶対これ持って逃げるなコイツとか思ってました正直!!すみません!!!!!!
そんな予想とは裏腹に、ビンボンはライリーを本当に愛していて、ライリーのためにヨロコビとカナシミをなんとか司令部に返そうと奮闘します。そして最後に自らを犠牲に夢のロケットから飛び降りて、ヨロコビを谷から脱出させる。そして、ライリーを月まで連れていってあげてくれ!お願いだ!と言い残して消滅...まさに「あばよ、相棒。」じゃないですか。号泣。
そうなんです。この「インサイド・ヘッド」から漂うトイ・ストーリー感!おもちゃたちがアンディを愛したように、ライリーの頭の中のみんなもライリーを愛していたのです!ピクサー映画に特徴づけられる、素晴らしいストーリー性、特に人間性にフォーカスをあてたものは、長編第一作のトイ・ストーリーから象徴的ですが、今回ピクサー長編アニメ20周年作品であるこの「インサイド・ヘッド」は正しくその感情という人間性の根本に焦点を当て、さらにその感情それぞれに人間性を与えている、20周年記念作品に値する、まさしくピクサーらしい愛の溢れる作品だと思いました。
また、エンドロールには
"This film is dedicated to our children, please, don't grow up, ever"
とあるように、この映画には、製作陣からその子供たちへの思いも詰まっています。
最初(日本語版宣伝の結婚式のVTRは除く)から最後まで、観ていて幸せを感じることができる作品でした。大傑作!ピクサー最高だぜ!色んな人に猛烈プッシュなうです。最高!!!